2014年03月21日

平家本陣【おおるりグループで一番セレブなホテルに泊まったよ!】

IMG_1650.JPG

おおるりホテルグループで一番セレブなホテルと評判の栃木県・湯西川の平家本陣に宿泊してきました。元々、高級ホテルをおおるりが買い取ったもので、奥日光おおるり山荘で見られたような究極のシンプルホテルとは、対極の豪華さがホテル内に漂っているようです。さてどうなることやら。

IMG_1604.JPG


2014年3月1日より鬼怒川・奥日光・湯西川・塩原・那須温泉行きの出発時刻が変更になったそうで、このホテルグループちょくちょく変更があるので注意。池袋から出発したんだけど、9:00と今までよりも1時間早くなっていたし。鬼怒川・奥日光・湯西川・塩原・那須温泉行きは、池袋、千葉、西船橋、横浜、松戸、新越谷、さいたま新都心駅、春日部駅などがら選べます。行き帰りのバス代は1000円です。

IMG_1612.JPG
2度の休憩を経て、湯けむり会館で乗り換え。

平家本陣に行くまでに氷が張っているダムの湖がありましたね。3月中旬といえど、平家本陣がある山奥はまだ雪の世界です。

実のところ、平家本陣の旅行をキャンセルしようかしないかで迷いました。運動のし過ぎで足を捻挫しまして・・・。のんきに旅行というわけにはいかなかったわけです。でもまぁ、出発当日。痛いけど、歩けない痛さじゃなかったので何とか出発しました。

2014年4月からの価格を書いたほうがよさそうですね。3名以上6,900円、2名以上7600円、1名8900円。熱川シーサイドホテルとならんで、おおるりでは一番の高額ホテルです。


IMG_1651.JPG

IMG_1655.JPG

風評被害の場所は、ガイガーカウンターを持ち歩いているんですよね。事前の調査から、さほど心配ないのはわかっていたのですが、予想どおりという感じです。大体0.08マイクロシーベルトが平均値という感じですね。上下差が激しく場合によって0.15マイクロシーベルト以上になる時もあります。でもまぁ、山奥なのでそんなに放射能数値が上昇するものではないですね。問題ないレベルです。最低表示限度の0.05マイクロシーベルトの状態になる事もあります。

IMG_1644.JPG

昼時に到着するのでラーメン屋が繁盛してました。

IMG_1648.JPG

ロビーはこういう人形が飾られていて、雰囲気出ますね。

IMG_1616.JPG

ロビーは大きくて、待合などで不自由しません。端っこに無料のマッサージ機械がおいてありました。叩きの感触がリアルなのでおすすめ。

IMG_1617.JPG

到着と同時にチェックインできるシステムっていいですよね。早速露天風呂に直行!

IMG_1618.JPG




殿の湯⇒どおり階段を下る。眼前には雪道が広がるんだけど。全然整備してないのか? 不覚にもサンダルに履き替えてしまったうえ、捻挫しているのに・・・。地獄のような心臓破りの雪道を足に激痛を伴いながら、かき歩いて。かき歩いて。。つーか、後で動画見て、こうなっていたのね。雪に埋まっていたからわからんし。なんで雪かきしないの? 雪の山に隠れているのもそうだけど、これはこれで入るのに勇気が必要だわ。男の露天風呂は、通路から丸見えというし、おおるりならありえる話。

IMG_1619.JPG

確かに貸しきり風呂はあった。けど鍵がかかっている。
貸しきり風呂はこんな感じ。



一面雪の山。この状況でさらに歩いていって、男性用露天風呂があるだろうか? 狐につつまれているのではないのだろうか?とにかく足が痛くて、雪をかき歩いてゴールに到着する自信がない。

と思った瞬間おばちゃんたちの声が耳に入った。先ほどの露天風呂に通じる通路の女性風呂に入った宿泊客だろう。で、確かに目を凝らすと露天風呂らしきものが存在する。これは何だ?男風呂か、女風呂か? おばちゃん、というか婆さんたちの声も聞こえるし・・・。

このまま、歩いていけば、女風呂を覗いている変質者に間違われるかもしれないので、あわてて引き返すと、激痛が足を貫く。痛い・・・・。「俺はいったい何をやっているんだと。われながら情けなくなってくる」。この季節に通路が雪で埋まっているという事は、誰も離れの男用露天風呂を使用していないという事ですな。まぁ、足跡がないことはないのでチャレンジャーも少数いると。後になって思い返すと、おばちゃんたちの声は、男性用の離れの露天風呂から聞えていたようですが・・・。通路から風呂内部が丸見えだもん(笑)。そりゃ、他の露天温泉もあるかと思って、おばちゃん連中なら覗きに来るでしょうな・・・。


動けなくなって立ち尽くすと、激痛が無痛に変わる。雪の中で感覚が麻痺し始めようだ。サンダルと雪が一体化している。やばい。このまま、凍傷にならんでも、雪に裸足を晒し続けるのは洒落にならないので、気力を振り絞って、もと来た道を引き返した。

騙された(騙されてないんだけど)。いったいなんだよ?というか。滅茶苦茶説明不足。男用の離れの露天風呂、使用禁止とちゃんと説明するとか、雪かきするとかなんとかせいという感じ。

IMG_1625.JPG

地下1Fの内風呂の隣に、男性用の露天風呂があるんだけど、離れの露天風呂に行くために設けられた通路から、男の露天風呂が丸見え状態。なんじゃこりゃ???

それにしても、男風呂に限って、通路から覗き放題にしないで欲しいわ。んまぁ、今回が初じゃないんですがね。鬼怒川のおおるりや奥日光のおおるり山荘の男露天風呂も覗き放題だったし、熱川シーサイドホテルも隣接するホテルから男の露天風呂覗き放題なので、何か変態的な意図があるんじゃないかと勘ぐりたくなりますな。

IMG_1627.JPG

部屋は綺麗といいたいとこですが、絨毯がシミだらけなのは残念。元高級旅館だったか知らないけど、絨毯がこれじゃ、高級感が全然伝わってきませんよ。窓の外は、平家の里というミニテーマパークのような場所で、藁葺き屋根の家が並んでいて、風情ありますね。


IMG_1641.JPG

バス、トイレは掃除されてますね。

和室の場合、




IMG_1657.JPG

土産物屋はそこそこ広いですね。

IMG_1658.JPG

廊下は、敷居があり雰囲気があるインテリアです。


IMG_1660.JPG

さて夕食。指定席に座るという形なので、争奪戦になれたおおるりの常連もリラックスして食事できそうです。

IMG_1661.JPG

なにぃ?アルコール飲み放題じゃない???

そうなんですよ。飲み放題かと思っていたのですが、平家本陣ではアルコール飲み放題じゃない。わざわざ、金を払って、アルコールを注文しないといけない。ソフトドリンクも同様。地酒みたいなのが、少量提供されていたけど、アルコール飲み放題のためにおおるりに来ている者としてはショックが大きかった。料理もたいしたものではないし、そもそもバイキングじゃないし・・・。料理を半分以上食べ終わった時点に、臆面もなくご飯が提供されたのは辟易でした・・・。最初からうどんが主食かと思ったわ。


IMG_1665.JPG

メインディシュっぽい銀紙に包まれた物体。期待を膨らまして開けるとそこは只の野菜炒めだった・・・・。

なんというか、このホテル珍ですね。珍の匂いがプンプンする。で、おおるりで1、2を争う高額の宿の理由が知りたい。

納得いかないけど、まぁ、この食事の雰囲気悪くない。と言いたいんだけど、足が捻挫しているときにこの座り姿勢で食事を取るのは拷問に近いわ(苦笑)。さっきも雪道の中に素足を晒していたし、いったい何の修行かよ。みたいな。

IMG_1662.JPG

目の前にはうどんを煮込んでいる鍋があるんだけど、内容はこんな感じ。食べている場所と鍋の場所が離れすぎていて、食べるのも一苦労。

IMG_1667.JPG

バイキングで好きなものを好きなだけ食べるのが好きだし、アルコール飲み放題で酔いつぶれるのが楽しみでおおるりに来ているわけで、両者とも適わないのはショック。もう、食事は諦めました。熱川シーサイドホテルとならんで、おおるりでは一番の高額ホテルなんですが、平家本陣の食事は価格とは別世界の話のようです。


で、1日中入れる温泉に価値を見出しましょうかね。

IMG_1671.JPG

IMG_1672.JPG

IMG_1673.JPG



深夜に入って、温泉を占領するのって、堪らなく快感だわ。でも、サウナ室がぶっ壊れているのが残念。なんで、修理しないんですかね? サウナがあるだけで、ホテルの価値もかなり上がるのに。手付かずで放置するというのが何とも理解に苦しむわけです。内風呂もそうですが、隣接する露天風呂の温泉の泉質は、印象に残らない感じ。雪のため、離れの露天風呂に入ら(れ)なかったのは残念至極です。

IMG_1679.JPG


IMG_1681.JPG

さて、朝食。夕食があれだったので、余り期待してなかったけど。

IMG_1683.JPG

期待してないどおり、というか予想どおりの朝食ですね。宿泊料金と食事の質がこれほどリンクしてないおおるりの宿は初めて。格安ホテルグループの基準に照らしても、1人で宿泊する1泊約9000円(2014年4月からの価格)の高額料金に全然見合ってない食事です。コストカットするにしても限度がある。今までグループ系観光ホテルを利用して、こんなに不満な朝食は初めて。いくらなんでも量が少なすぎる。

これなら、格安なビジネスホテルのバイキングの方が格上というもの。炭の中で火に炙られている鍋の中身は味噌汁だし。食べている場所と鍋の場所が離れすぎていて、食べるのも一苦労。鍋に味噌汁でハッタリかますのはいいんですが、ぶっちゃけ、面倒だから、最初から味噌汁を御椀に入れておいて欲しいです。

IMG_1684.JPG

味噌汁にしては過度過ぎる扱いに辟易。この場合、豚汁とかならわかりますが・・・。

IMG_1693.JPG

ちなみにテレビはデジタルです。これが救いですね。

IMG_1697.JPG

隣接している平家の里でバスの出発までの時間を潰しました。

IMG_1699.JPG

IMG_1712.JPG

途中、湯けむり会館でバスの乗り換え。歌謡ショーがおこなわれていたんですが、これを見るのははじめて。正直、趣味が合わないんだけど。足が捻挫している都合上、時間いっぱいまで席に座ってました。

総論ですが、漫画やゲームセンターといった娯楽施設に乏しい。周囲にコンビ二などの店舗もない。料理は、期待が大きかっただけに、肩透かし感が残りました。もっともアルコール飲み放題や、バイキングに肩入れない人には、あの夕食でも満足のいく食事だったのかもしれないですが。どこに評価のベクトルを置くかで大きく評価が分かれる宿ですね。




栃木県日光市湯西川1033



おおるりグループ一覧⇒こちら
ラベル:平家本陣
posted by 珍スポット at 00:15| 栃木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする